借金と破産の40年(4)

ヤミ金との接触

和歌山の強制労働から逃げ出して新聞の弁護士事務所の記事を読み、何でもいいから助けてほしいとの気持ちで公衆電話から事務所へ助けの電話をしてみました。

その後NPO法人の更正施設に紹介され入所して、正しい道に歩き出したかと思っていましたが、結果それも約1年くらいの間しかもちませんでした。

眠っていた悪魔が目覚めて、パチンコ屋の椅子に座りはじめたのが平成28年のはじめの頃だと思います。ギャンブルは適度に楽しめばいいストレスの発散になりますが、「勝つという欲望が」強すぎると借金の上積みへと繋がります

この勝つという意識が強いために、負けては資金を都合して取り戻そうとあさはかな考えが先にたちました。

もうこの頃には負けの連続が続き、それを補うための資金調達先が通常の金融屋では相手にされないくらいにいわゆるクレジットヒストリーが悪くなり不安な日々が続いていました。

そんな先行き不安な平成28年の年末に、1本のSNSが携帯に入ってきたのがこれから始まるヤミ金との壮絶なストーリーへと発展していきます。

 

驚愕のヤミ金の利息

もうこの頃には人としての判断力や冷静さ等はどこかえ消えてしまっていて、ただ目先の資金をどうするかだけの毎日の繰返しでした。

自分ではヤミ金の恐怖は以前の拉致・監禁・強制労働の時に痛いほどわかっていたはずだと普通の人は誰しも思う事です。自分の性格、自制心のなさ、決断力の弱さなど人として持っている物、すべてが最悪の状態であることは間違いないことでした。

自転車操業的にお金をヤミ金から工面していく為に、最初の頃はまだヤミ金でも利息が安い所から融資を受けていましたが、そこも限界に達して驚愕の利息とも言える通常ヤミ金の利息は週2割が平均ですが、驚愕とも言える所は電話だけで身分証等も不要でその代わり元金の5割、6割、最高は元金と同額という所からも調達することになります。

 

毎日がヤミ金への支払日

最終的にはどこからいくら借りたかわからなくなるような状態まではまりこんでしまいました。

結果週払いの利息と元金は、ほぼ毎日が支払日となってしまいました。

その利息だけで毎週20万くらい迄膨れ上がりました。

 

忠告4

ヤミ金に電話しようとしている貴方へ 生涯後悔しますよ

もしお金を借りるようになった場合、通常は審査など慎重に融資を検討します。しかしそれができないような環境にある人はつい簡単入手はできる、マチ金やヤミ金に手を出そうとします。もし手を出したらその瞬間からあなたは生涯は終わりますよ

~まとめ~

人の人生の中で1度や2度の失敗はあり、普通はそれにきずき家族のために立ち直る努力をして、家族を守ることに生涯の克てしますが、私の場合は全てが自己中心でしかなく、人としての資格もない人間でした。